以前よりも好景気になってきており、各企業には人手不足の影響が出てきました。しかし、一方では最低賃金レベルの求人で人手不足を主張する企業もあるという現状があります。今回は実際の人手不足の状況とネットの意見をまとめたものをご紹介します。
最低賃金レベルで募集をかけて、応募者がないことを「人手不足」と呼ぶのはおかしい
誰かのtwitterで先日言ってたけど、10万円で新車を買いたい人が大勢いても買えるわけがないが、それを普通「自動車不足」とは呼ばない。それと同じで、例えば企業が最低賃金レベルの賃金で募集をかけて、応募してくる労働者の数が全然足りなかったとしても、それを「人手不足」と呼ぶのはおかしい。
— Shin Hori (@ShinHori1) 2018年11月26日
実際に人手不足なのか?
人手不足の状況について
人手不足の状況は、6割以上の企業が不足している。また、人手不足の前年比については5ポイント上昇し3年連続で人手不足感が強くなっている。
出典:日本商工会議所2017年調査「人手不足等への対応に関する調査」
業界別人手不足の状況”
業種別では、「宿泊・飲食業」の人手不足が最も高く、8割以上の企業が「不足している」と回答した。
他の業種においても前年比を超える人手不足となっており、人手不足感は高まっている。
一方で「介護・看護」については、前年と比べて人手不足感が若干低くなった。
出典:日本商工会議所2017年調査「人手不足等への対応に関する調査」
人手が不足していると回答した企業の従業員数の割合
従業員数101人以上の企業では「人手が不足している」と回答した割合が70%を超えている。これは中企業〜大企業の中で人手が不足していることを示しています。
出典:日本商工会議所2017年調査「人手不足等への対応に関する調査」
人手不足と回答した企業が求める人材
求める人材は「即戦力となる中堅層、専門家」が最も多かった。これは就職氷河期と呼ばれる1993-2005年において人員採用を絞ったことが、皮肉にも現在の最も必要な人材の不足につながっているのかもしれない。
次に不足しているのが「一定の経験を有した若手社員(第二新卒等)」となり、企業は即戦力や会社の将来を担っていく若手を求めている傾向にあると思われます。
出典:日本商工会議所2017年調査「人手不足等への対応に関する調査」
企業が人員を確保できない理由
人手不足が発生している企業が、人員を確保できない理由は「募集をしても応募が無かった」が60%を超えた、
これは人手不足にもかかわらず最低賃金レベルで募集をかけていたり、または「宿泊・飲食業」において人手不足が最も多いことから不人気業種では特に人員を確保できていないことが伺い知れる。
また、「内定を出し、入社したものの、定着しなかった」ケースも多く、入社後の定着についても問題があることがわかる。
出典:日本商工会議所2017年調査「人手不足等への対応に関する調査」
人手不足が企業経営に与える影響ついて
25%(4社に1社)が「影響が出ている」状況で、今後の影響が懸念される割合を含めると約70と%なり、 今後の推移を注視していかなくてはならない。
出典:日本商工会議所2017年調査「人手不足等への対応に関する調査」
まとめ
最初のTwitterの投稿にあるように、人手不足があるにもかかわらず安い賃金で募集している企業や不人気企業は引き続き人不足が起こり、経営に影響が出始める可能性が高い。景気がいいからこそ従業員の待遇改善を積極的に行うことが必要になってくるのではないか。
止まった経済はダメダメです(・_・)
安月給
↓
食べるだけで精一杯
↓
生活費に余裕がない
↓
モノを買えない
↓
企業が儲からない
↓
人件費削減
↓
安月給(上に戻る)— 月子(Tsukiko)♐🐉🇯🇵🇩🇪 (@mooncosmos) 2018年11月30日
回してこその経済です(・_・)
給与が上がる
↓
生活に余裕が出る
↓
買い物をする
↓
モノが売れる
↓
企業が儲かる
↓
給与を上げる
↓
(上に戻る)— 月子(Tsukiko)♐🐉🇯🇵🇩🇪 (@mooncosmos) 2018年11月30日
ネットの反応
どんな仕事でも休みが多くて給与が良ければ応募は来るし社員も辞めないよね。それができていないのが人員不足につながると思う。
「人手不足」というよりは「賃金不足」のような気もします・・・
人件費をカットする手法で有能と評価されている『雇われ社長』が諸悪の根源ではないでしょうか。
価格競争とコストカットを企業に求めている一般消費者も原因かもしれませんね。
賃金がすべてではなく、会社に事業に将来性がないと社員が感じてしまった場合も辞めていくことが多いので、そういった部分に経営者は気づいたほうがいいかもしれません。
ブラック企業を排除したおすすめの転職サービス
●リクルートが運営|フリーター、既卒、第二新卒に強い就職支援【就職Shop】
・リクルートが運営する既卒・フリーター向けの就職相談&求人紹介サービス
・人柄や意欲を評価する企業が集まっているので「書類選考なし」で面接に進める
・企業は100%取材しているのでブラック企業かどうかも簡単にわかる!
・登録者の4人に3人は正社員未経験
●ブラック企業徹底排除のウズキャリ
・元既卒・第二新卒のキャリアカウンセラーが徹底サポート。
・求人についてもブラック企業を徹底排除しており、離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態などで厳しい基準を設置。
・そのため、既卒・第二新卒・フリーターの内定率86%以上で、入社後の定着率93%以上。また、受けてる企業のブラック企業査定も可能です。
●既卒・フリーターでも就職できる!【第二新卒エージェントneo】
・学歴職歴不問で、ブラック企業を除外した優良企業のみを紹介する転職エージェント。
・1人あたり平均10時間のアドバイザーによるサポートや書類添削や面接対策が充実。
・入社日や条件の交渉も代わりに行ってくれるアフターフォロー体制もバッチリです。
当サイトの人気記事