アパレル業界の販売員が離職が多くブラックな理由

アパレル業界は昔から、休みが不規則だったり、他の業界で潰しが効かないこともあり、ブラックな業界とされてきました。実際どうなのかについてデータや体験談などを交えて検証していきたいと思います。

離職率が高い

アパレル業界は小売業に分類されの 直近の離職率は厚生労働省の新規大卒就職者の産業分類別就職3年後の離職率の推移によると、37.7%と全産業平均の31.8%と比べても高い水準です。

アパレルの離職率

【アパレル(小売り)業の離職率】
・H27.3大学卒業者における就職後3年目までの離職率後3年目までの離職率:アパレル(小売)業37.7%(全産業31.8%)

給料が低いのに維持コストがかかる

アパレル業界の販売員がブラックな理由のひとつとして、給料が低いのに維持コストがかかるということがあります。アパレル業界の販売員の給料が低いのにも色々理由はあります。まず基本的に販売員には資格等は必要なく誰にでもできる仕事だということです。企業やブランドにもよりますがやる気があってファッションが好きであれば採用されるような企業も多いので入社するだけならハードルも高くありません。そして昇進があまりないのも特徴です。販売員になるのは簡単でも大勢の販売員のなかから一歩抜きんでて副店長、店長さらにはエリアマネージャーといった役職に付けなければ給料も据え置きということも多いです。

そして給料が低く変わらないのに対して洋服は毎月新調して、自らをお店のマネキン代わりに洋服の売り込みもしなければなりません。当然洋服だけ綺麗でも他の見た目が汚ければ意味がないので美容院に定期的に行ったり、女性であればきちんとメイクをして見た目の維持も必要になります。昇進がないと給料が上がらないので歴の浅いスタッフほどこの辺の出費は痛手になります。

厳しいノルマがある

そして厳しいノルマがあるのも販売員がブラックな理由です。やはり販売員の一番の仕事は洋服を売ることですから、当然その売上に対して1人ずつノルマが課されていることがほとんどです。1日に入店する人数にも限りがあるので同じ店のスタッフ同士でも客の取り合いになりますし、月ごとにスタッフの売り上げ順に成績が張り出されるような店舗もあります。そしてノルマを達成できなかったスタッフは店長からダメ出しをくらうことになります。これが毎月毎月繰り返されるので数か月ノルマを達成していないと出勤するのすら憂鬱になってきます。

あとはブランドや店舗にもよりますが、1日の売り上げ目標にあと少し届かなかった場合や、1日売り上げが全く立たなかった日などはスタッフが自爆買いを強要されるといったこともあります。給料を貰うために働いているのに下手をするとその日の日給以上のお金が自爆買いで消えてしまうことになります。同様に商品を窃盗された場合にも責任を取らされるところもあります。この場合は半額か社販額で購入といったパターンもありますが、商品もなくただお金だけ払わされることになるので自爆買いよりたちが悪いです。

将来性がなく働き続けるのに不安要素がある

アパレル販売員には将来が不安だという人も非常に多いです。先ほどもお伝えしたように昇進も難しく給料もなかなか上がらないといった企業が多く、このまま続けていてもキャリアアップが見込めないと考える販売員が大勢います。ブランドや店舗が常に好調で年々売り上げも伸びているのであればそういった不安も少しはなくなるかもしれませんが、近年は若者のファッション離れもこの業界では深刻な問題となっています。ブランド数も昔に比べると圧倒的に増え、ファストファッションで安く全身コーディネートできるので洋服自体お金をかける若者が減ってきています。そうなると中高年向けのブランドはともかく、若者向けのブランドは競争がますます激しくなります。

そして販売員には若いうちしか働けないというリスクもあります。絶対に無理ではありませんが40歳を超えたくらいになると店頭に出てる販売員としてはかなり高齢になるブランドも多いので店長職以上になってないと続けるのも厳しいです。資格も特にないとなると同業での転職ならなんとかなっても他業種に行くのは難易度が高く潰しが効かないのも販売員の特徴です。

雑多な業務が多い

販売員と聞くとただ洋服を売るだけが仕事のようにも思えますが、実は仕事の内容的には雑務も多いです。開店前に商品の搬入があれば段ボールをストックに片づけたり、常にお客さんがいるような店舗でなければ商品の陳列を直したり乱れている服のたたみなおしをしたり、入社したばかりのスタッフであれば接客すらさせてもらえず1日中ストック整理をさせられることもあります。

また接客業にはつきもののお客のクレーム処理も販売員自ら行わなければなりません。購入した商品が不良品だったり、1度使用したら壊れてしまったから新品と取り換えろと言われたり、商品の欠品で取り寄せも不可なことを伝えるとそれにたいして文句を言ってきたりと、それ以外にも様々なクレームがあります。お客さんにとってはそういったクレームの窓口は販売員になるので、もし本社や倉庫などに責任があるクレーム内容でも対応しなければなりません。ただでさえ売り上げのことで頭を悩ませているのにクレームの処理にまで追われることになると精神的な負担が倍増します。

体調を崩すくらいの激務

これもよく言われている特徴ですがアパレル販売員は休みが不規則だったり、月の休み自体が少なく激務だったりで体調を崩しやすいです。休みがただでさえ少ないのに閉店間際の接客が長引くと閉店の時間になっても店を閉められないので、帰りの時間も遅くなってしまいます。加えて営業時間後にスタッフ全員でミーティングをやることもあるので普通の会社員に比べると帰りがかなり遅いです。朝も納品だったり、前日に片づけられなかった洋服を片づけるために早めに出勤したりと時間外労働も結構多いです。

また忙しい店舗だと朝から閉店まで接客しっぱなしというとこもあるので、休憩がとれなかったり酷いとトイレに行けないということもあります。そうなると1日の疲労感も凄いので帰宅して寝るだけになり、また朝から出勤といったループに陥ってしまいます。その中で個人の売り上げが取れていればまだいいかもしれませんが、先輩や他のスタッフのサポートなどで時間を多く使ってしまい肝心の自分の売り上げが取れてないとなるとただ過労とストレスが溜まっていくばかりです。

人間関係がキツイ

これは女性向けブランドの店舗に多いかと思いますが、人間関係のキツさに悩む人もかなり多いです。男性と女性がいいバランスで揃っているとまだいいですが、女性中心のメンバーで営業している店舗ではいわゆるイジメやパワハラなんかも珍しくないです。間違っている点を注意して終わるならいいですが、女性の販売員には後輩にねちっこい嫌味を言う人もたくさんいます。それが毎日毎日続くと販売員としての自信もなくなります。でもお客さんの前に出ればプロですから常に笑顔で対応しなければなりません。この状態が続くと最悪は鬱病になって仕事を退職せざる負えないということもありえます。

人数が多いほどそういった人間関係でのトラブルは多くなるので、大型店なんかはお客さんの入りはいいけど販売員同士の関係性がうまくいってないせいでお店がうまく回らないといったこともあります。そうなると1人2人の問題ではなく販売員全員に関わってくる問題です。販売力はある販売員なのに、人間関係が原因で売り上げ目標を達成できないなんてことにもなってしまいます。

アパレル業界あるある「アパレル生産管理死亡かるた」がリアルすぎると話題に!
アパレル会社における生産管理の仕事は、その名の通り生産を管理する仕事です、デザインが上がったら自社の工場への発注から納品までの工程を管理するのが仕事ですが、生地やチャックやボタンなどの付属品の単価から一着あたりのコスト算出したり、いつまでに納品できるかを調整したりと多岐に渡ります。 そんな裏方的な生産管理の仕事ですが、今回、座波ケニアさんによってTwitterに投稿された #アパレル生産管理死亡かるた というハッシュタグによりアパレル関係者の間で盛り上がりをみせています!
【ブラック企業体験談】アパレル販売員の実態と辞めるまでの話
アパレル業界と聞くと、おしゃれで華やかな印象を持っている人が多いのではないでしょうか。年齢に関係なく、洋服は必需品です。そのため、他の業界に比べると売り上げ率は伸びていますが、現実的には、そう甘くありません。その理由としては、業界内で勝ち負けの差が出るからです。

DODAに登録する


優良企業を目指したい人向けのオススメ転職エージェント

キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート【パソナキャリア】

・履歴書や職務経歴書の添削、面接対策など転職初めてでも安心
・スキルや経験だけでなく社風と合うかを判断して転職先を提案してもらえる
・求人の質が他エージェントよりも高く独自の求人もある

マイナビエージェント

・関東エリアの優良企業の求人が豊富
・人事&採用担当との太いパイプがあり20~30代に転職サポートに強い!
・応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポートが受けられる

<-- -->
社畜・ブラック企業批判
記事をシェアする
フィード購読をしたい人はこちらをフォロー
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新記事をお届けします。
まだ社畜で消耗してるの?