20代がニート生活から脱出して就職するための方法

20代でニート生活おくってるけど、このままニートだと悲惨な末路しかないように思える。できれば社会復帰してニート生活から抜け出したいけど、どうすれば?

当記事の内容

・ニートの定義とフリーター等との違い
・ニートが社会復帰できない理由
・ニートを脱出して就職するための方法

ニートにとって就職して正社員になることはハードルが高いことです、しかしながら正社員になれば、定年まで安定して働ける可能性が高く、家庭を持ったりと充実した生活を送ることができます。もちろん低賃金で社畜になってしまったりリストラされることもありますが、フリーターやニートよりも圧倒的に安定していると言えるでしょう。

就職して正社員になることで、生活が安定するだけでなく、不安だらけだった精神を安定させることもできるはずです。特に20代であればまだ挽回して社会復帰するチャンスはあるはずです。今回は、そんなニート生活から脱出して就職するための方法を紹介します。

ニートの定義。フリーターや失業者との違い

ニートの定義

イギリスで政府の政策によってできた言葉で「Not in Education, Employment or Training,」の頭文字をとってNEETとされた。就学・就労・職業訓練のいずれもしていない者を意味する。日本では、15〜34歳までの無職者層の中で、通学・家事をしていない者若年層無業者と定義される。

ニートとフリーターの違い

ニートとフリーターの違いは、「少しでも働いているか、働く意欲があるか」ということです。ニートは、無職で引きこもりの人が多く、労働意欲が皆無の人のことを言います。

一般的には就職できた時点で「ニートを脱出した」と認識されることが多いですが、極端な話では、求職活動するだけでも、ニートという定義からは外れることになります。

フリーターは、バイトでも、社会で仕事をしている人のことです。バイトを探している人も、ニートの定義から外れるのでフリーターと呼ばれることが多いでしょう。

ニートとフリーターという言葉が混同しやすい理由に、「安定していない」「問題を先送りにしている」「どちらも正社員ではない」などが挙げられます。

明確な違いは、「働く意欲があり、それに向けて行動している」ということです。ニートのような生活を一生続けることは難しいですが、フリーターなら、収入の額によっては自立した生活を続けられるという違いがあります。

失業者とは

そして、失業者とは、職を失ってしまった人のことで、働く能力や意思はあるという特徴があります。失業者は、ニートと同じで無職であることに変わりはありませんが、就業に向けた求職活動をしているのならば、ニートではなく、フリーターの立場に近いと言えるでしょう。
「職歴なし」が多いニートとは違い、失業者は職務経歴が豊富なことが多いです。

引きこもりの定義とニートとのカニバリ

「引きこもり」とは学校や仕事に行く意思を持たずに家に引き籠り、家族などの同居している者以外とほとんど接点や交流を持たない人のことであり、厚生労働省の定義ではこの状態が6ヶ月以上続いたものとしている。

【動画】ニートの1日のスケジュール

22時:起床 & YouTubeみながらゲーム
0時 :食事(カップラーメンや焼きそばを食べる)
3時 :シャワー& YouTubeみながらゲーム
9時 :就寝(ゲームやりながら寝る)

ニートが就職活動をしない理由

一口にニートと言っても、働く意欲がない理由は人それぞれです。衣食住が常に満たされている状態ならば、怠け者の人は、誰でも働きたくないと思うのが普通なのですが、ニートの人たちはそれとは別の以下の理由があるように思えます。

プライドが高い

東大など難易度の高い大学の出身者に多いのですが、「学歴のある自分に見合わない仕事だ」などと根拠のないプライドで、超大企業しか眼中にない傾向にあります。これは自分の能力が誰よりも高いと過信しているのですが、実際は偏差値的な頭の良さしかなく、社会に出てからの必要とされる能力が備わっていないことが多いです。

やりたいことがない

上記のように超難関大学に入って大学入試ゴールで燃え尽きてしまった人がこのパターンにあたります。大学い入ることを唯一の目標にしていたので、

自分に自信がない

自分の能力や知識に自信がなくて、行動を起こさない人もいます。働きたくても、自分に自信がない人は、「仕事で失敗するかもしれない」「傷つきたくない」と考えてしまいがちです。
受験の失敗、学生時代に勉強ができなかった人は、自分にちゃんと仕事が務まるかと悩みつづけ、いつまでも社会に出ることができないことがあります。

形から入る性格

形から入る性格の人は、失敗したくないという理由から、「資格を取ってから就職しよう」とか、「今は時期じゃない」などと理由をつけて、ニートの期間が長くなってしまうこともあります。

病気なので働けない

病気が原因で、働けないという人もいます。
特に多いのが「うつ病」などの精神疾患です。うつ病が原因で休職や失業に追い込まれることもあります。
病気やケガの深刻さによっては、自分のやりたい仕事、挑戦できる仕事の幅が大きく狭まってしまい、就職活動をしない理由に繋がってしまいます。

【動画】ニートに働けって?誰も雇わないじゃん!

 

ニートを脱出する具体的方法

ニート生活を続けてしまう一番の原因は「危機感が足りない」ということです。親からの援助を受けていたりする人は、働くのが嫌で、働かないという選択肢を選んでしまいます。ゆえに逆説的には下記のような行動や出来事によりニートを脱出できる可能性があります。

同居の親族の死去

そして、ニートを脱出するきっかけで多いのが「親の死去」です。親が亡くなってしまうと、お金がなくなって生活することができなくなるので、働くしかないのです。

一人暮らしをする

親がいつでも一緒にいる環境だと、ニートを脱出する機会が遠のいてしまいます。そんな時は一人暮らしをすることで、「親がいない状態」を意図的に作り出すことができます。

恋愛する

ニートのような生活をしていると、好きな人ができても、無職の自分とは釣り合わないと考え、恋を諦めてしまうことが大半です。素敵な異性と恋愛するために、一人暮らしや就職を頑張るという動機づけになります。

起業する

また、ニートを脱出する方法に「起業する」という方法もあります。一般の人は、起業しても社会の常識にとらわれ、上手く行かないことが多いです。
ニートは、背水の陣で頑張れるし、常識に縛られず、誰も思いつかないような素晴らしいものを生み出す可能性が高いでしょう。最後に、趣味を見つけるというのも、ニートを脱出する方法に向いています。

趣味を増やす

お金がなくて、やりたいことをすべて我慢しているニートも多いです。働くことで、思う存分趣味を楽しむためのお金を稼ぎたいと思うようになります。

自分に自信をもつ

ニートや引きこもりを脱出するために何より大事なことは、自分に自信をつけて自己肯定感をもつことです。それが就職活動を始めるという行動に繋がり、自分を導いてくれるのです。

ニートでも正社員に採用される方法

求職者支援制度を利用する

一度フリーターやアルバイトの経験をするのも良いですが、ニートからでも正社員になることができます。アルバイトを経由しない場合は、「求職者支援制度(求職者支援訓練)」を利用してみましょう。
この制度は、早期に就職できるように国がサポートしてくれる制度で、職業訓練や、職業訓練受講給付金給(月10万円+交通費)を受けとることができます。

【公的支援制度】退職時、休職時、就職時に受給できるお金(手当・補助金・給付金)まとめ
急に会社を解雇されてしまったけど、どうすればいいのだろう。何か公的支援の制度はあるのだろうか?当記事では、退職時、休職時、就職時に受給できるお金(手当・補助金・給付金)をまとめてご紹介します。

この制度の対象となるのは、ハローワークで仕事を探している人のうち、失業手当のない人です。
ニートや主婦など、働いたことがない人は、この制度を受けることができます。求職者支援制度を利用し、最後まで職業訓練を受けた人は、正社員や雇用保険が適用となる就職を成功させた人は50%を超えたそうです。

【動画】ニートへの就職支援

ニートやフリーター向けの転職サービスを利用する

ニートでも正社員になるチャンスが十分あるのです。民間企業への就活では、ニートやフリーター向けの企業紹介を行っている転職サービスを利用するのも良いでしょう。
ただ、せっかく就職できてもブラック企業だった場合、すぐ辞めてしまうことになりかねません。そういった事が起こらないように「ウズキャリ」や「就職ショップ」のようなブラック企業を完全排除した就活・転職サービスを利用してください。キャリアカウンセラーもニートやフリーター出身が多くいて同じ目線での相談に乗ってくれます。詳しくは下記の記事をご覧ください。

未経験者の20代フリーターや第二新卒が絶対に使うべき転職エージェントまとめ
既卒フリーターや第二新卒だと就活や転職で不利になったりしそうだし、いまいち自分に自信を持てなかったりするけど、こういう場合どうすれば?当記事の、20代の既卒フリーターや第二新卒が就活のコツやオススメの転職エージェントを通して、その疑問にお答えします。

自治体では、引きこもりやニートに向けて就職・転職支援が行われている所もあります。ハローワークを中心とした従来の仕組みでは転職が困難な人に向けて、職業相談などの支援を行っているのです。ハローワークにはブラックな求人も多々あるのでその点においては気を付けてください。

【転職サイト】ブラック企業の求人情報の見分け方【ハローワーク】
ブラック企業とホワイト企業の見分け方が分かれば、就職や転職をするときに役に立ちます。 また、ブラック企業の求人情報を見分けることができるだけでも、応募前に怪しい求人を除外できるので入社後の後悔がほとんどなくなります。ホワイト企業を選ぶためにも、以下のブラック企業が多い業界や求人情報の特徴などを抑えておきましょう。

人手不足の業界を狙う

そして、ニートが正社員を目指すならば、人手不足や、需要が上がっている業界がおススメです。高齢化社会により、介護業界は深刻な人手不足に陥っています。
このような人手不足の業界は、未経験でも雇用することも多く、経験が無くても正社員になれる可能性が高いです。ニートでも十分チャンスがあるでしょう。

ブラック企業を排除したおすすめの転職サービス

リクルートが運営|フリーター、既卒、第二新卒に強い就職支援【就職Shop】

・リクルートが運営する既卒・フリーター向けの就職相談&求人紹介サービス
・人柄や意欲を評価する企業が集まっているので「書類選考なし」で面接に進める
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・登録者の4人に3人は正社員未経験

ブラック企業徹底排除のウズキャリ

・元既卒・第二新卒のキャリアカウンセラーが徹底サポート。
・求人についてもブラック企業を徹底排除しており、離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態などで厳しい基準を設置。
・そのため、既卒・第二新卒・フリーターの内定率86%以上で、入社後の定着率93%以上。また、受けてる企業のブラック企業査定も可能です。

既卒・フリーターでも就職できる!【第二新卒エージェントneo】

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