こんにちはジョウです。
勤めている会社に違和感があっても、いざ辞めるには勇気がいるものです。それに、同僚から「もっと頑張れ」と励まされて決心が揺らいでしまう人もいるでしょう。
しかし、こうした同僚の言葉は洗脳の一部であり、無理に我慢を強いる行為でしかありません。この記事では、辞めたくても辞められない負の連鎖を断ち切る勇気を持つために、ブラック企業で働くデメリットを解説します。
ブラック企業は心身の健康を奪っていく
「石の上にも三年」ということわざがあるように、どんな会社でもとにかく我慢が必要だという意見もあります。しかし、労働環境が劣悪なブラック企業にはこうした一般論があてはまりません。
むしろ、できるだけ早く辞めたほうが賢明です。なぜなら、ブラック企業には「心身の健康を損なわせる」というデメリットがあるからです。
「仕事なんだから」「仕事を舐めるな」「仕事を何だと思ってるんだ!?」「これは仕事なんだぞ」……こういう価値観が毎年3万人を自殺に追い込み、何百万、何千万もの人の精神を病ませてるんだよ。「労働カルト」ってある意味、ISより怖い宗教だぜ。 #ブラック企業 #労働 #宗教 #パワハラ
— ブラックモラハラ社畜撲滅委員会 (@antimorahara) 2018年1月15日
上司からパワハラを受けたり、プライベートを削ってまで残業を強要したりする会社では精神的なストレスが積み重なっていきます。また、労働時間が不当に長くなればそのぶん、体力もすり減っていきます。うつ病などの重大な疾患を抱えてしまうと、「辞める・辞めない」の問題ではなく、そもそも社会生活を正常に送れなくなるリスクも生まれるのです。
中には完治が難しく、一生付き合っていかなくてはいけない病状もあるでしょう。本人がそんな状態になっても、すべての企業が保障をしてくれるわけではありません。自分の身は自分で守る意識が重要です。
ゆがんだ価値観に洗脳されてしまう
ブラック企業では同僚からの洗脳が特徴的です。上司や先輩は「自分の若い頃はもっと働いていた」「これくらいの仕事量はこなして当然」とあおってきます。同僚に相談しても「一緒に頑張ろう」と返ってくるだけです。
こうした人々に囲まれているうち、自分自身も「文句を言う自分が悪い」と考えるようになっていきます。
しかし、ブラック企業に勤務し続けている人たちは感覚がずれていて当然です。なぜなら、彼らも先輩に洗脳されてしまったからこそブラック企業を辞められなくなっている存在だからです。
もしも同僚と意見が合わなかったとしても、広い視野で見れば自分のほうが正しいケースが少なくありません。
僕自身が経験したブラック企業体験は「夢の搾取」だった。
社員に対し会社目標を洗脳刷り込みする。会社の夢を、自身の夢と勘違いするようになる。結果、プライベートも家族も顧みないブラック社員が完成する。
「仕事だからしょうがないだろ!」と言い始めたら要注意。— Pavism(パビズム) (@Pavism_jp) 2018年10月27日
それなのにブラック企業の価値観に染まってしまうと社会全般の常識を共有できなくなり、自分も後輩を洗脳する側にまわる恐れがあります。
また、取引先や友人との会話もかみ合わなくなり、人間関係に支障をきたす可能性も出てくるでしょう。同僚の言動をおかしいと感じたら、転職を検討してみるのもひとつの方法です。
正当な報酬がもらえないのに何も思わなくなっていく
日本には労働基準法があり、原則としてすべての企業は法律を守りながら従業員の健康と生活を保障していかなくてはいけません。
しかし、ブラック企業にはこの概念が抜け落ちています。それどころか、「どこの企業もサービス残業くらいやっている」などの強引な理論を振りかざし、正当な報酬を払おうとしません。
ブラック企業に残り続けていると、労働に見合った対価を得られない状況にも慣れていきます。むしろ、サービス残業をするほど「会社に評価される」「自分は努力家だ」といった自己満足が生まれてきて、余計に残業を増やすという負の連鎖におちいってしまいがちです。
特に、自分たちで勝手に仕事量増やしたり。サービス残業するのは愚考中の愚考なんだよなぁ…。百歩譲って仕事が終わらないとか、売り上げがめちゃくちゃ伸びるんだったら分からんこともないけど、自己満足レベルでそれやり始めると、周りも巻き込まれてるからな!
— カレ伊 (@kare_i430) 2018年10月19日
しかし、残業代や役職手当が出なくて困るのは自分自身なので、ブラック企業とは早めに縁を切りましょう。また、給与システムの見直しも大切です。
ブラック企業に多い傾向として残業代を「みなし残業」として設定し、月ごとに支払う上限を決めている点が挙げられます。
ただ仮にみなし残業制を実施していても、それ以上の残業が発生すれば追加で支払わなければいけません。ブラック企業にありがちな給与システムとして覚えておくと役立ちます。
転職は「逃げ」ではなく立派な「勇気」
ブラック企業から転職しようとすると、上司や同僚から強く引き留められる場合があります。また、「同じ会社の仲間は家族である」といった意見を従業員に吹き込み、転職を「逃げ」や「裏切り」のように思い込ませている経営者もいます。
こうした意見に毎日触れていると、「辞めたい」と思うたびに罪悪感を覚えるようになり、ますますブラック企業から離れられなくなっていきます。さらに、「自分が辞めると会社が困る」と悩んでいる人も珍しくありません。
ブラック企業から転職するときに「逃げだ」と言いくるめてくる上司は無視しろ。逃げなんかじゃない。むしろ、そこに居続けることこそが自己実現からの逃げだ!
— ぺこりなすのタワゴト (@pecolinas) 2018年10月23日
しかし、いうまでもなく従業員と企業は報酬によって結ばれている関係であり、家族とは別です。労働が報われていないと思うなら、転職するのは当然の選択です。
確かに、ブラック企業から辞める瞬間は勇気がいります。そのかわり、いざ辞めてみて転職候補先を見渡せば、いかに自分が異常な場所にいたか気づくでしょう。
わずかな勇気で人生に希望がもたらされるので、ブラック企業には固執せずほかの企業も調べてみることが大切です。
まとめ:ブラック企業は洗脳される前に辞めることが肝心
一度ブラック企業の洗脳にかかってしまうと、そもそも「辞めたい」と思えなくなっていき、心身の健康状態が悪くなっていきます。また、給与も少ないので経済的に困窮していく人もいるでしょう。
ブラック企業では、「何か変だ」と感じ始めた段階で辞めることが肝心です。同僚や上司の洗脳が届かないうちに転職へと踏み切りましょう。
【動画】『社畜になろうよ』(福山雅治の家族になろうよの替え歌)
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