会社の社畜と化した社員は多少理不尽なことがあってもそれを正当化しようとしたり、経営者側の思惑と自分の考えを無理やり一致させる傾向があります。今回はそんな会社に洗脳された夫に対する妻の不満がTwitterに投稿され話題になっています。
社畜なのに経営者目線な社員
夫の会社はクソなんですけど、私がそのクソぶりを指摘して憤慨すると夫は「定時で上がってたら仕事が回らない」「労基法を遵守していたら利益がでない」などと使い潰される社員の立場なのに経営者目線で会社を擁護する徹底した社畜ぶりを見せるので、私の怒りの矛先は二股に分かれて夫にも刺さる。
— えり (@yasumilk0923) 2018年12月9日
日常から、会社の上層部から経営者目線をもてと言われているのを真に受けてしまう良い意味でも悪い意味でも真面目なタイプに多いのですが、会社の言うことを真に受けては行けません。
その理由は結局、経営者目線をもって仕事をしても高額な報酬を享受するのは結局はオーナーだったり幹部であるわけじゃないですか、そんな人たちのために頑張ったとしても大変な割にはリターンが少ないわけですし、それで会社にいいように使い潰される可能性は高いのです。
ですので「経営者目線で」であるとか「オーナーシップをもって」という言葉が出たら注意してください。
仕事を大義名分に妻をないがしろにする亭主
残業も休出も出張も今までだって(私の無理によって)乗り切ってきた。それはもういい。ただ、私は「そうだよな、あの会社おかしいよな」って一緒に怒ってほしいし、残業休出出張が私の努力によって支えられてることにちゃんと気づいて、ねぎらいや感謝の言葉を口に出してほしい。
— えり (@yasumilk0923) 2018年12月9日
夫が自分が労働力を長時間差し出す対価としてもらっている給料に納得しているのかもしれないし、今稼ぐ金額が家庭には必要なのだから多少のことは仕方ないと思っているっぽいけど、私の労力と心身の健康まで差し出すいわれはない。
— えり (@yasumilk0923) 2018年12月9日
昭和の時代は、「亭主元気で留守が良い」という夫は家庭にお金を入れさえしていれば、妻にとって都合が良いというような標語のように、夫は仕事、妻は家事育児といったような作業分担がなんら問題視されることはなく、普通に行われてきました。
しかしながら、女性の社会進出や共働きの増加により、育児や家事を分担していくスタイルは一般化してきています。
それにもかかわらず従来の会社重視の考え方で遅くまで会社にいたり、休日返上で働くことは今後、夫婦関係的にも、子供の教育面でもマイナスに働く可能性が高いです。
この元刑事の男性のように仕事なんてどうでもよかったと後悔することでしょう。
NHKドキュメント72時間、千葉のホームセンター。昨年奥様を突然亡くされた元刑事の男性。現役時代は仕事に明け暮れやっと退職して夫婦の時間を持てるようになった矢先の不幸。
「考えたら仕事なんてどうでもよかったんですよね…」
大切な人が明日も生きてる保証はどこにも無い。今を大切にしよう… pic.twitter.com/dSs9JVH95S
— RK (@kawauchi_co) 2018年12月7日
幼稚園や学校への出頭も大部分は妻が負担していた
休んでほしいと言われた日は大体休んでると夫は言った。そもそも、幼稚園や学校に出頭しなければならない日数の1割も私は夫に打診していないということを、この人は知らないんだなあと愕然とした。平日ずっと出張スタイルになる前は伝えてたから、全体量は把握してると思ってた。
— えり (@yasumilk0923) 2018年12月9日
「定時帰宅週休二日じゃ仕事が回らない」と「保育施設の受け入れ時間及び子供の健全な生活」を比べたとき、相反する部分を誰が埋めているのか、前者を主張する人は考えてもいないらしい。負担した人が仕事を続けられなくなったり体を壊したりするルートも見えないらしい。
— えり (@yasumilk0923) 2018年12月9日
「定時週休2日じゃ回らない」という考え方と「子供の健全な生活」のために時間を使う考え方は相反するもので、誰かがやらなくてはいけません。夫側はある意味仕事を大義名分に子供のために使う時間を放棄しているのです。そして、代わりにそれを負担している妻に対しても見て見ぬ振りをしている人が大半なのではないでしょうか。
こういった、細かいケアができな夫のせいで家庭内不和や妻の鬱病の発症などを引き起こしてしまっている可能性があることに気づき、夫婦でともに負担をしあって生活をしていくのが今後の正しいスタイルではないでしょうか。