【退職して正解】激務でつらい教師生活を振り返って【体験談】

この記事では、ネットで募集したブラック企業体験談を執筆者の合意のもとで掲載しています。 こういった体験談を知ることで、少しでもブラック企業から抜け出せる勇気を持ってもらえればと思っています。
20代/男性/中学校教員(当時)

部活指導に多くの雑務、残業代が出ない、モンスターペアレント対応など、ボランティアのような現代の学校教師。今回はブラック企業そのものの学校に就職、そして退職に至った体験談をご紹介します。

教師になるまで

私は以前、地方の公立中学校で英語科教員として勤務をしていましたが、過酷な労働環境に耐えきれずに数年前に退職をしました。教員になろうと思ったきっかけは、中学校時代の担任でした。当時の私は思春期真っただ中。両親に反抗したり、友人関係が上手く行かなかったりと、日々の生活に意義を見つけられずに苛立ちを募らせていました。

担任は40代前半の男性でしたが、人が勉強をしなければいけない理由や、人として生きていくために大切なことなど、人生論のようなものをたくさん教えてくれました。この担任の言葉一つひとつが心に響き渡り、子供ながらに生きる意義を見出すことが出来たのです。私も将来は担任のような教員になって、まだ先も分からない子供たちに生きる道しるべを示したい、そう思うようになりました。

地方国立大学の教育学部を卒業した後、ストレートで教員採用試験に合格して公立中学校に配属となりました。周りの教員がみな多忙で残業続きだった姿を見て、「大変な所へ来てしまった」という思いと同時に「一日も早く立派な教育者になれるように頑張ろう」と決意したことを覚えています。

半強制参加の部活指導

私が一番負担と感じていたのが部活指導でした。多くの中学校や高校では部活動が存在するかと思いますが、学校教員は各々部活動の顧問となって指導をすることになります。部活動は当然、日々の授業が終わった後に行われます。部活指導顧問になった教員はただでさえ自身の授業準備やその他の雑務で忙しいのに、夕方以降まで続く部活動にほぼ毎日参加をしなくてはいけません。

参加といっても当然ただ見ているだけではなく、事故が起きないように注意を払いつつ、一人ひとりの生徒を指導する必要があります。
運動部の顧問はさらに大変で、朝練や土日の参加も当たり前です。中には運動部の顧問になるのを避けるために、大学時代に運動部に所属していたことを隠す教員もいるとか。

私は高校と大学時代に運動部に所属していたこともあり、配属先の中学校ではバスケットボール部の顧問を任されました。幸い朝練はありませんでしたが、毎日夕方以降までの練習、土日の練習や試合の引率・調整など、休む暇がほとんどなく身も心もボロボロでした。当然プライベートの時間はありません。友人との関係も疎遠になり、彼女を作る時間的余裕も心の余裕もありませんでした。

この部活動顧問、表向きは自発的就任ですが、中身は半強制で断れません。と言うのも、現在は全ての部活動に責任教諭となっている部活動顧問を配置する必要があるのです。よって、教員はいずれかの部活動顧問を担うことになります。

部活動は大切な学校教育の一環と捉える意見も少なくありません。部活動を通して人間関係、他者との協力、達成感など子供たちが学ぶことはたくさんあります。私も同意見です。一方で教員が部活動が心身の負担になっているため、「部活動は学校ではなく、地域のスポーツクラブで実施すべき」という意見があるのも事実です。

多すぎる雑務

上記の部活指導と並んで教員を疲労困憊させているのが、多すぎる雑務です。本来の仕事であるはずの日々の授業や、そのための準備以外にも教員は多くの雑務を抱えています。実際に私が行っていた雑務の例を挙げると、ゲームセンターやコンビニなど子供が行きそうな場所の夜間パトロール、朝登校時の登校指導、修学旅行などの行事の準備小テストや定期テストの作成と準備など多岐に渡ります。担任の生徒が外部で問題行動を起こせば、当然現場へ急行して対応をしていました。

上記に挙げたものはほんの一例で、これら以外にも多くの雑務を日々抱えていました。本当に雑務過多で、余裕がありません。
内容を精査して本当に必要が無い業務は無くす、教員の代わりに行ってくれるスタッフを雇うなど、これらの雑務から教員の負担を減らそうという声も高まってきています。

モンスターペアレントの急増

モンスターペアレント、いわゆるクレーマーです。このような親達は自己中心的で理不尽な要求を教員にしてきます。このモンスターペアレントがいま急増しています。私が実際に関わった中に、子供の通知表の評定が気に入らず修正を求めてくる親がいました。

決して悪くはない普通の評価をしていたのですが、親が求めているものと違ったようでした。何度か面談を重ねて説明をする中で、最終的には納得をして頂けましたが・・・

他の教員のケースだと、給食費未払いを指摘すると「義務教育なのに給食費を払うのはおかしい」と言って聞く耳を持たない親。クラス替えの際に、子供と仲の良い友達と同じクラスにして欲しいと訴える親なども実際に存在していました。

これらに対して教員がきちんと対応をしないと、逆に教員の立場が悪くなってしまうこともあるのが現実です。私も管理職からは「トラブルに発展しないように穏便に解決するように」と口酸っぱく言われていました。親の気分を害さないように上手に解決に持っていくことは、相当な精神力を消耗しました。モンスターペアレントの対応で、心を疲弊させてしまう教員が増えています。

モンスターペアレントが急増している背景には、いくつかの理由があると言われています。

一つ目は、教員に余裕がないことです。すでに上記にあるように、現代の教員は業務量が膨大です。そのため親が教員に相談をしても真剣に対応してもらえないと感じ、そこから不満をつのらせてモンスターペアレントになるケースです。

二つ目は、核家族化と孤立化です。核家族化の影響から子供のことを相談出来る相手が家にいない、そして近所付き合いも希薄なため近所にも相談出来る相手がいない。そのため、強い要望やクレームが直接教員に向かうようになったタイプ。

三つ目は、学校に対しての敷居が低くなったことです。昔は教員と言えば聖職者で、尊敬される存在でした。しかし現代ではその敷居も無くなってしまい、親も遠慮することなく教員に要求するようになりました。

やる気のある教員を失わないために

これまでにご紹介した部活動指導、膨大な雑務、そしてモンスターペアレント対応は、そのほとんどを勤務時間外に行っています。私は毎日ではありませんでしたが、朝の7時に出勤して朝登校指導、授業準備をしていました。

夕方過ぎに部活動指導を終えて、それからようやく翌日の授業準備やテスト作成などの雑務を行います。その後夜遅くに帰宅しますが、仕事を持ち帰ることも多々ありました。周りの教員を見ても、概ねこのような労働環境で勤務をしていました。

このように多くの教員は時間外労働をせざるを得ない状況にも関わらず、残業代は出ません。正確には「教職調整額」という手当が月に給料の4パーセント分支給されています。しかし、4パーセントです。退職前の私の基本給が約25万円だったので、教職調整額はわずか1万円です。当時は感覚が麻痺していたのか特に何とも思っていませんでしたが、いま振り返ると考えられません。あの勤務時間量に対して1万円です。

週に60時間以上勤務をしている、つまり1か月に80時間の時間外労働をしている教員が全体の7割以上いると発表している調査もあります。80時間の時間外労働に対して、1万円の手当です。ほとんど残業代が出ない、これでは教員はボランティアと言われても否定が出来ません。

残業代が出ないのは当たり前

私はこの様な非常に過酷な労働環境に耐えることが出来ずに、退職をしました。楽しめたお笑い番組を見ても面白くない、寝つきが悪いのに朝は早く起床してしまう、家族に対してイライラしやすくなった。このような症状が見え始めて近所の心療内科を受診したところ、「うつ病」の診断を受けました。

管理職にその旨を伝えると休職を勧められましたが、家族のアドバイスもあって退職を決断しました。教員という仕事は子供の頃からの夢で、自分なりの教育方針を持って教壇に立ちました。子供と関わること自体にはやりがいを感じていたので退職直後は後悔の念もありましたが、今は退職して正解だったと思います。

教育方針を持ち、情熱を持って教壇に立とうとしている教員は大勢います。このような熱意を持った、やる気のある教員を失わないために、部活指導を含め各種業務や教職調整額4パーセントの見直しなどを積極的に行っていくことが差し迫って求められている課題だと思われます。

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